WHITE ALBUM 2 プレイ日記

雪菜好きによるWHITE ALBUM 2のプレイ日記というか後記。プレイする前につらつら想いを書きつつ、プレイしながら書き綴り、プレイが終わっても…

WHITE ALBUM 2 プレイ日記#8

やっと週末じゃ。

というわけで帰ってきてすぐにPCの電源ポチ

 

また今日から麻理さんルート再開。

 

熱い情事の後、麻理さんは1ヶ月の海外出張となり、春希は春休み。

電話で毎日話しをしてる2人だが、麻理さんからの「愛してるか?」

の問いに、春希はまだ「好きです」としか言えない。

 

そして会う約束をするわけだが、案の定、それは雪菜と会う日。

2/14

 

雪菜の誕生日パーティーに顔を出す。

3年ぶりの彼女の部屋は、何も変わっていない。

雪菜が変わってないから。

 

そして約束の時間をとうに過ぎて麻理さんのもとへ。

 

時間と言葉と、情熱をかけてぶつかりあっていけば、

絶対に解決の糸口は見つかるはずだから

 

そんな悠長なこと思ってんのか春希は。

時間が解決してくれる?情熱が心を奮わせる?

そんなことよりも、

ただ一言、「麻理さんだけを愛してる」と言えばいいじゃないか。

雪菜にも、「他に好きな人が出来たから別れよう」って。

言えない?傷つけるから?

言えないような雰囲気になってしまったから?

そんなの、単なる自分に都合のいい言い訳じゃないか…。

 

くそっ、春希に腹が立つ。

麻理さんも、雪菜も、みんなかわいそうだ。

いや、かわいそうなんていう生易しいもんじゃない。

 

 

三者には先延ばしせずにベラベラと話しを出来るくせに

何で本人たちにしっかり伝えてやらないんだ。

 

っていうのは自分でもわかってるんだな、春希。

わかっていても出来ない。

自分がどんなに最低で最悪で無能かを分析できていながら、

それを直すことが出来ないことを知っている。

直すことが出来ないなら、分析できても何の意味がないことを。

 

でもそれって甘えじゃないんかね。

 

 

武也と依緒と雪菜の4人でスキーに来ている春希。

その傍ら、日本に予定より早く帰ってきていた麻理さん。

 

春希にメールする。

 

「お前は、いちいち細かく指示しないと動けないような奴じゃないよな?

…そんなふうに育てた覚えはないからな?」

 

自分の内に秘めた気持ちを書いては消してを繰り返して、

いつものように淡白な文でそう呟く麻理さん。

 

本当に可愛くてほっとけない女性だよ。

雪菜もそうだった、麻理さんも、春希にはもったいないくらい

とても素敵な女性だよ。

 

そして遂に雪菜との決着。

初めて彼女の口から、"別れた"という言葉を聞いた。

今の今まで、一度だって春希からも雪菜からも、

その短くも決定的な一言はなかった。

お互いにこれ以上傷つくのを恐れて、何もかも先延ばしにして、

そんなぬるま湯に浸かってるうちに、心地いいようなむずがゆいような。

わかってはいるのに進めない。

進めば後には戻れないから。

だから、付き合ってるのかそうじゃないのか、よくわからない関係でも

この一言だけはお互い口にしていなかった。

 

でもようやく、雪菜が言う。

でも、春希は言ってないんだ。

「彼女のことを諦めていない!」

それは別れようって言葉と同義なんだろうけれど

こういうところが春希の優しさで、いいところで

でも決定的に弱い部分。

 

一番じゃないけれど、好きだし大切な人。

そういう存在は何もおかしくない。

都合いいように思えるけれど、人間、そんなに簡単には好きだった人を嫌いにはなれないんだ。

 

"好き"の敵は"嫌い"じゃなくて、"もっと好き"

 

僕はそう思う。

それが浮気の始まりになってしまうことは良くないんだけどね。

 

さぁこうして何度目かわからない雪菜の傷つくところを見せられた。

今回ばかりは麻理さんルートだから、

傷ついて傷ついてそうして強い雪菜を見せてくれて結ばれた彼女の世界じゃない。

だから彼女についた傷は、時間が癒してくれるのを待つだけかもしれない。

 

でも確かに前進したんだ。

傷つくのを恐れて立ち止まっていた3年はこれで終わり。

 

春希に腹立つことが多かったけど、ここまで来たらもう何も言うまい。

雪菜が、麻理さんが、かずさが、お前のことを好きになった以上、

もうそれそのものこそが春希の良い所なんだろうよ。

 

今度は麻理さんのこと傷つけずに幸せにな!

 

というわけで麻理さんルート 終