WHITE ALBUM 2 プレイ日記

雪菜好きによるWHITE ALBUM 2のプレイ日記というか後記。プレイする前につらつら想いを書きつつ、プレイしながら書き綴り、プレイが終わっても…

WHITE ALBUM 2 プレイ日記#9

10/7

 

千晶ルートを始める。

といっても実はちょっとだけ進めてたんだけど。

千晶ルートへはイブの夜に千晶へ電話で入る。

その前の飲み会のときに千晶の元へ行くのも分岐かな。

 

当然のように、千晶は春希の全てを受け容れてくれて

冬休みの間だけ、身体の付き合いが続く。

千晶のかずさモノマネの声がめっちゃ似てて笑う。

 

何かを忘れる為に触れるんじゃなくて

何かを心に刻むために触れたい

 

春希が千晶に向けたこの言葉。大切にしてほしい。

それはきっかけが不純であったとしても、

春希の本心なんじゃないだろうか。

 

 

 

武也にも依緒にも、そして雪菜にも

冬休みのことを全て話した春希。

 

今までは本当のギリギリまで当事者には打ち明けられなかったのに。

例えば麻理さんのことだって、スキーのときにようやく話して。

それで飛び出していったのに。

 

このルートの春希はちょっと違う。

それは千晶と触れて変わったのだろうか。

 

 

ってあれえええ。

スキーに行く約束を雪菜としたところで終わってしまった。

千晶がいなくても前に進むことが出来る。

それってつまり、もっと千晶に陶酔して、千晶がいなきゃダメな

ダメ男になれってことなのか?

いや、僕がWA2を通して学んだことは、決してそんなことじゃないはずだ。

 

雪菜ルートでも、麻理さんルートでもそうじゃなかったはずだ。

 

2章始めからやり直そう。

最初も最初の分岐。

千晶のことをどう思ってるか

何とはなしに選んできてた居心地が良いじゃなくて、

苦手だって選択。

 

たったそれだけでがらっと今まで見てきた千晶とは違った千晶になった。

何か大きな秘密を抱えてるのはわかっていたけれど、

この口ぶりだと、過去に、つまり1章と2章の間の空白時間に、

春希と千晶が関係をもっていたように思えるわけだけど。

 

ぶっちゃけ、上の分岐選択は結構適当に選んだというか、

とりあえずは何の目的もなく下手に誰かを嫌うような態度はよくないかなと思って、

居心地が良いにしてきただけなのに、それでこんなルートから離れていってたなんて。

 

実際、先にこの展開を見ていたなら、僕は千晶ルートをそのまま突っ走っていたかもしれない。

いやどうだろう。

もしかしたら、それはとんでもない勘違いで、

今まで、雪菜と麻理さんの世界を見てきたからこそ、

こうして特別な感情を抱いているに過ぎないのかもしれない。

 

それなら、まんまとLeafのしてやったりに掛かったんだろうか。

 

 

雪菜からの電話をくださいという願いに、

1.電話をかける

2.メールを送る

これも2.は選んでこなかったらしい。

電話をかけることで雪菜に真摯に向き合うことが出来るから。

ここから、千晶を選ぶ為に、雪菜を切り捨てる選択をしていかなければならない。

それが逃げであっても。

 

 

へぇ。本当に意外な展開だ。

今までと全く違う。

合コンの場に千晶が現れて、雪菜を助けて飲んで、

今まで歩んできて見てきた彼女からは見えなかった、

雪菜の内側の気持ちが晒されていく。

 

面倒見のいい人、一生懸命な人、頑張ってる人。

そのせいで損してる人

 

頼れる人に焦がれる。

恋焦がれて、もっとワガママ言いたくなる。

 

そんなワガママを、一生懸命頑張って叶えてくれる人が好き。

 

絶対に見捨てたりしない。

誰にでも平等に優しくて、けれどわたしには、

ほんの少しひいきしてくれたりすると最高かな

 

なるほど…なるほど。

ココに来て初めて聞いた。雪菜の考え。

雪菜ルートでは語られない、千晶ルートだから語られた考え。

 

 

千晶ルートに入って、レポートを終わらせたその日。

雪菜とのメールのために帰すのか、それとも千晶の話を聞いて少し同情したから

泊めていくのか。

勿論、もうちょっと話すかで決まりな気がするけど。

 

なるほどなぁ。

稽古、か。

今までずっと気にはなってたラジオの話とか。

千晶が何者か。

 

ずっと張られてた伏線が、回収されていく。

千晶の秘密が暴かれていく。

かずさのモノマネが上手かったのも。

 

千晶の口から答えが出ちまったな。

ずっとそうだろうって確信してたけれど。

疑念から確信へではなくて、

 

確信からある種の落胆へ。

 

小木曽雪菜に歌わせた…

春希が冬馬かずさを想って作った歌

 

何もかも、全て知っていたんだ。

和泉千晶ではなくて、瀬之内晶は。

こうして春希の分身となり、春希と同じ時間を歩いてきた僕さえ知らなかったこと。

 

 

ここまですごいシナリオは初めてだ。

一人のサブヒロインというには有り余る。

ただ春希を陥れるだけというには力が入りすぎている。

 

春希はあたしの正体なんか知らないまま、

いずれ普通に立ち直ってたんじゃないかな?

 

それが、千晶が春希の元から去っていって、

そのまま突然終わった世界。

 

 

 今、雪菜を背中から抱きしめたら…

抱きしめて、声を上げて泣いたら…

 

雪菜は俺のこと、

優しく抱きしめ返してくれるだろうか?

 

それとも、困ったように突き放し、

もう、元に戻らないって諭すだろうか?

 

 

そんなの決まってるじゃないか。

優しく応えてくれるに決まってる。

そういう女の子じゃん。雪菜って。

僕は、サブヒロインのルートを通じて、雪菜の良さをより一層、知るんだ。

 

でも、でもさ。

どんなにひどい仕打ちを千晶から受けていようが、

今進んでる道は、千晶と一緒になる道なんだろう?

 

だから絶対に、春希はそんなこと出来ない。

 

 

外で会う雪菜と千晶。

全てが繋がる雪菜。

 

ホン書き直しだよ。

今のあんたは、あたしの知ってる小木曽雪菜じゃない

 

これはね、ほんとその通りだと思うよ。

どんなに3年前からのファンであろうと、

どんなに当事者に接近して、当事者のことを知った気でいようとも、

3年前の学祭ライブを見て、三角関係が駄々漏れだとわかっても、

結局は部外者には変わりないんだ。

雪菜の本当の良さ、ワガママさ、頑固さ、強さ、弱さ、愚かさ。

そういったものは、そんなことだけじゃ絶対に分かりえない。

それを分かりえるのは、3人と同じ時間を過ごすか、

雪菜に愛情を注がれたことのある春希だけだから。

 

 

しばらく見入ってた。

上に言ったこと、少しは取り消してもいいかもしれない。

千晶の雪菜ぶりはかなり本物に近い。

僕が、雪菜の特に魅力的だと感じることのひとつとして、

ここぞという肝心な発言のときは、敬語になることがある。

 

それすらも彼女は、春希役の劇団員に表現していた。

 

 

演劇"届かない恋"

学祭ライブ≒コンテストまでの練習期間中の様は、

まるで3人をすぐ近くで見てきたかのような

そんな錯覚さえ起こしかねない忠実さだった。

 

その後は、段々とパラレルワールド化していく。

 

コンテスト後、歌手デビューをする雪音

ヨーロッパ行きを選ばず、和希の元を選ぶ榛名

ギターを辞め、平凡に学生生活を送る和希。

 

歌を忘れた雪菜、ヨーロッパへ飛ぶかずさ。

 

ステージ上にいる雪音は、

雪菜であり、かずさであり、千晶だった。

 

 

お前…泣くときも芝居がかってんだなぁ

 

かっこよすぎる。

この時点で、なんで春希が千晶の下へ来たのかわからないけれど

雪菜と一緒に劇を見ていた春希が何故ここにいるのかわからないけれど

すぐ後に明かされる真実があるからそう思える。

 

決着つけたんだろう。

 

けど、演劇見る前につけてたとは思わなかった。

すごいよ雪菜。

そんな感じ微塵も感じなかった。

 

 

寒いけど、春希くんには関係ないから

 

だからわたしが寒そうにしてても、

肩を抱いたり、コートを貸したりしないでね?

 

これからは春希くんは側にいないんだもの、

優しくされちゃ困るんだよね

 

可愛く、ないかな?

みっともない意地だって、思うかな?

 

こういうところが、わたしの駄目なところ

…けどわたし、この性格と一生付き合っていくんだよ

 

執念深くて、嫉妬深くて、ずっと好きな人を忘れられず、

けれど許すこともできない、こんな性格と…

 

だから今、無理に背伸びするべきじゃないって。

そう、決めたんだ

 

いつかわたしは、新しく出会う人に

この気持ちをぶつけるのかもしれない。

それとも、ずっと引きずるのかもしれない。

 

けれど今は…

わたしとかずさから、やっと卒業しようとしてるあなたを、

幸せにしてあげなくちゃいけないって、思ったんだ

 

それがわたしの、最後の意地だから。プライドだから

 

 

あああ…

雪菜ほんと好き。

 

千晶ルートは雪菜ルートでさえ見せなかった、見えなかった

雪菜の良さを本当に引き出してくれた。

 

雪菜好きは、必ずこのルートをやらなければならない。

必ずもっと好きになるから。

 

というわけで、本当に思ってた以上に、濃くて長いルートだったけど

これで千晶ルートも完走。

 

お疲れ様でした。