WHITE ALBUM 2 プレイ日記

雪菜好きによるWHITE ALBUM 2のプレイ日記というか後記。プレイする前につらつら想いを書きつつ、プレイしながら書き綴り、プレイが終わっても…

WHITE ALBUM 2 プレイ日記#5

9/28

 

もう日付も変わりかけてる頃。帰宅。

明日から土日で休みだから、きっとこの2日間でたくさんの

辛い思いと嬉しい思いを体験することだろう。

それは僕だけじゃなく、ゲームの中で生きている3人と3人の周りの人たちも。

僕はプレイヤーで、3人の映し鏡のように、

3人が辛ければ僕も辛く、3人が嬉しければ僕も嬉しくなる。

 

"WHITE ALBUM"を聴いて雪菜の声に心が浄化されて

"SOUND OF DESTINY"を聴いて自分も学祭ライブのあの場所へ

"届かない恋"を聴いて雪菜は何を考えて歌っていたんだろうと想像し

"さよならのこと"を聴いて3人にとっての本当の答えを願い

"TwinkleSnow"を聴いて3人にとって雪は嫌いだけど好きなんだろうな、なんて

"優しい嘘"を聴いて嘘だとバレてしまった瞬間にそれは優しくないんじゃないか、なんて

"恋のような"を聴いて雪菜が本当にかずさのことを好きなんだと何度も思い知らされ

"closing"を聴いてかずさの想い、気持ちの強さに圧倒され

"悪女"を聴いて雪菜もかずさもやっぱり悪女じゃなくてただの弱い女の子なんだと

"AfterAll~綴る想い~"を聴いてこの曲は幸せなときも辛いときも、真実が明らかになってもう引き戻せない、そんなときに流れてることを思い辛くなる。

 

そう、3人も、春希の分身となった僕も、もう引き戻れない。

逢わなかったことも出来ないし、このゲームを知らなかった頃にも戻れない。

だから辛くても前に進むしか道がないんだ。

その先にあるいくつもの答えのほとんどが、悲しい結末だとしても、

その中にひとつでもふたつでも救われる結末があるのなら

僕はそこに辿り着かないといけない。

 

 

というわけで、やろう。

武也のどうしても今日会って話したいことがあるという誘いを断る春希。

同性の友情は、異性のそれよりももっと大事にしないといけないと思う。

だから僕は少し春希に怒りながら、またプレイを始める。

 

 

秘密は言えないから秘密であって

それを知りたがるのも秘密だからであって

 

ここで曜子さんのことを話してしまったら、

かずさはどうなってしまうんだろうなって。

 

本人が伝えたんだね。

こればっかりはかずさがかわいそうでいたたまれない。

 

 

そして和泉。彼女の存在はまだ謎のままだ。

何か大きな秘密。めいた何かを持っている重要な存在な気はするけど。

 

どんなに頑張っても、自分だけじゃどうしていいか何が正解なのか、

どうしたらかずさを幸せに出来るのか、春希はわからなくなって

だから無意識か、過去に自分の周りにいた存在を、探している。

 

和泉…小春…麻里

 

彼女達なら、正解への手助けをしてくれるんじゃないか。その思いで。

 

でもそんな思いも虚しく、雪が降り始め。

それは決断の合図。

 

誰を幸せにしたいんだ?

3人ともなんて無理なのか?

 

 

 

逃げたくても逃げられなくてどうしようもなくなってるかずさの元に

曜子の計らい(?)で、雪菜がやってきた。

この展開は思いもしなかった。

会いたくても会えなかった二人がようやく再会するんだ。

 

そっか。春希が助けてって雪菜にメールしたんだ。

それで春希のもとに飛んできたんだ雪菜。

 

ここまでプレイしてきて、かずさと雪菜が面と向かって話す場面は

、軽音同好会に入る前の玄関先でのやり取り以外は、ただの一度も存在しなかった。

いつも隣には春希がいたからね。

 

もっと早くこうしてれば、こんなにみんなが苦しむこともなかったのかもしれないけれど、こうするのにやっぱり5年は必要な時間だったんだろうな。

 

 

曜子の計らいというよりも、春希と雪菜自身の計らいだったのか。

 

胡蝶蘭

花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」

 

 

 

しばらく泣いてしまって、この画面に飛んでくることが出来ずにいた。

 

かずさの為が、わたしたちの為。

わたしたちの為が、かずさの為。

 

雪菜は出逢ったときから、強くて、そして弱い女の子だったよ。

 

三人でゴールしよう。

 

 

 

前向きな失敗で首切るわけがない。

そういうのは上司が全部被るもんだ。

 

麻里さんみたいな人が上司だったらこれ以上いいことないよな。

 

 

 

これは本当に良い意味でなんだけど、

ようやくWA2が楽しいって思える心境になってきた。

そう思える展開になったってことね。

そもそもテーマのひとつが"浮気"なだけあって、基本的にはどろどろしているわけで

音楽だって寂しいものばかりだけれど、

でも、僕は信じてた。やる前から信じてた。

こんな気持ちにさせてくれるゲームに違いないって。

ただ浮気のネガティブさだけを描く作品じゃないって。

ただ辛い思いを感じるだけのお話じゃないって。

信じてた。

 

 

 

もうすぐ終わりそうです。

5年前と同じ、いや、5年前よりも強く結びつきあった3人が見れて

本当に涙が出て止まらない。

 

そして本当に、かずさにありがとうを。

かずさがいなければこうはならなかった。

5年の歳月も費やすことはなかった。

その5年には、努力や、苦悩や、妬み、不安、後悔

ありとあらゆるものが詰まっていて、詰まりすぎていて

けれどそれが故に成長の種にもなったから。

春希の初めて会ったときからずっと好きな友達で、雪菜が愛している大親友のかずさがいなければ、今このときは訪れなかった。

 

5年間。会うこともなく、大親友の雪菜を裏切ってまで、自分の気持ち。

外には決して出すことのない春希への想いを、一度たりとも諦めず。

ピアノを弾くことで、春希と会話して逢瀬してたかずさ。

 

春希が、どちらを愛していいのかもわからずに、ただ揺れる気持ちに揺らされるがままにふらふらとしてた情けなさを、

 

雪菜が、ただ仲間はずれにされた過去のトラウマから、ただずっと3人で居たいと、そうすることで辛い思いをする親友がいることもわかっていながら通した我侭を、

 

かずさが、いつまで経っても臆病で、素直になれなくて、愛してる男にその気持ちをぶつけられなかった後悔ばかりの弱い自分を、

 

3人がそれぞれ5年前の自分、5年経っても尚変わらない自分を、変える努力をしたから。

 

結局、5年前と何も変わってないじゃないかって、2人と1人に違いはないんじゃないかって。

恋心・愛情、この2つの感情が人としてある以上は、男と女が混じっている以上は、

抗うことなんか出来ないだろう。

それが故に、同じ人を好きになってしまったら、傷つくこともあるだろう。

でもどうだろう。

愛情と友情は、もしかしたら、

とても似ていて、でもとても違っていて

だからこそ共存できる感情なのかもしれない。

それは表面上じゃない。

もっと深く、内側に、言葉では表せないような奥深くに。

 

本人が言うように、かずさはこれからもずっと春希を想い続けていくんだろう。

それでもすぐ近くに、同じくらい強い友情が同居しているから。

 

親友の幸せは、誰もが祝福したいと思うのが必然だよね。

 

そんなことを思いながらこれを書いている僕は、

愛情と友情は相容れないものだと思っている。

男と女が混じれば、どうしたって痴情の縺れは抗えないんだ。

だって好きや愛してるって気持ちの最初は、一緒に居たいと思う気持ちだよ。

どんなに最初は恋愛感情がない男女でも、

同じ時間、同じ道を歩めば、気付けば灯火のように、

ゆらゆらと心の奥底で燃え始めるんだ。

難しいよね。現実的にはさ。

愛情が友情の邪魔をする。

どちらも好き・愛してることに変わりはないのに

性別の違い、それだけで。

 

だから、今回はすごく特殊な例。

それこそかずさが一般人とはかけ離れた世界の人間だから。

そのくらいの解釈で、素直にこの3人のこの3人でしか分かり合えない、分かち合えない

幸せを、

ほんの少し傍観者になって、ほんの少しその渦中の男の分身になってみて。

 

WHITE ALBUM2が何を伝えたかったのかを、今一度考えながら

6日間で歩んだこの道"ルート"に幕を閉じる。

雪菜が好きで、雪菜と結ばれたくて、でも3人で馬鹿騒ぎしていたあの頃がとても眩しく幸せそうに映った極々一般人の僕による。

 

 

PS:春希のお母さんのことに対する雪菜の対応。

クラナドの朋也の父親との確執のクロスした。

僕は智代好きでもあるので。同じ行動をとる雪菜に、またひとつ恋をした。

 

時の魔法、CDあるのかな。あるなら買わないと。