WHITE ALBUM 2 プレイ日記

雪菜好きによるWHITE ALBUM 2のプレイ日記というか後記。プレイする前につらつら想いを書きつつ、プレイしながら書き綴り、プレイが終わっても…

WHITE ALBUM 2 プレイ日記#3

9/26


21:30~coda最終章スタート
僕はこのテのゲームをやるときは、基本的には前情報をあまりいれないでやる。
前情報っていうのは、まぁどういう作品なのかっていうことくらいは興味を示した段階で
嫌でもある程度は入ってきてしまうものだからそこは致し方ないけど、より正確に言うなら
攻略情報になるね。
エロゲーは同じ他のADVゲームと比較しても、かなりシナリオに凝っているものが多いように思う。
まぁ僕自身がそういうものしかやっていないという意味でもあるのだけど。
いわゆる抜きゲーはシナリオの質や量よりも、如何に抜けるかっていうゲームにしてるだろうし(まぁそれでも例外はあるだろうけど)

やっていることは基本的には文字を読んで選択肢があれば選択して、ルートを進んでいくわけだけど
エロゲーならば主人公がいてヒロインが何人かいて、各ルートを攻略っていうのが基本だよね。

WHITE ALBUM2も勿論そのスタイルで、今で言うと僕は雪菜が好きだから、雪菜のルート(だと思っているもの)を目指して
そして攻略しようとしてる。
僕にとってのこのゲームのクリアはその雪菜の攻略がメインで間違いないんだけども、
残念ながら(という言葉はもう言葉の意味どおり残念な一面がある)、他のルートも全てクリアしなくてはいけない。
そうすることによって雪菜ルートだけでは見えてこなかったことがわかるようになるしね。
そういう意味でも、伏線とかかなり散りばめられていて、エロゲーのこのジャンルはシナリオに力を入れているわけだ。
勿論、ただ単に他の女の子も攻略したい、Hシーンが観たいなどの理由だけの人もいるだろうし、
逆に自分が好きな子のルートが攻略できれば、それがゲームクリアになる人もいるだろうし、
どっちが正しいというわけではないと思う。
作品によっては、自分が好きな子を意識的に選ばない決意をしなければ攻略できないなんてままあることだし、
その選択が好きな子が嫌な思いをすることになることだって当然あるわけだし。
つまりこれが上で言う残念ながらってことなのだけど。
だから無理してやることはないと思うね。
ただ個人的意見で言うのであれば、全部のルート・全部のEDを回収した先に、求めている結末が
もしかしたらあるのかもと少しでも思うならやるべきだと思う。
辛いけどね、いろんな意味で。


と、実はここまで前置きなのだが、最初に前情報を"あまり"入れないと言ったように、
僕はWHITE ALBUM2に関しては少しばかり前情報があって今プレイしている。

このWHITE ALBUM2は初期のものは2010年に発売されたものだし、8年越しで何故やってみようと思ったのか
その話はまた別の記事でしようかと思うけど、本当にたまたま興味を示すことがあって、「これはやらなきゃ!」と一直線だった。
それまでの段階でちょいちょい情報を入手していたってわけだね。
アニメも先に観てしまっている。もはや前情報というには濃すぎる情報だよ(7話で意図的に観るのを止めているけど)

まぁそのアニメの1.2話の出来が僕の中では今まで観てきたアニメの中でも1.2を争うレベルに素晴らしくて
こんなの原作やらないわけにいかないでしょっていうのも、今やっている要因のひとつ。というかメインかも。

で、その他の情報としては少しwikiを見てしまっている。
その中で、このゲームのEDの数を知ってしまっているわけだ。

第1部(introductory chapter)/1
第2部(closing chapter)/6
第3部(coda)/4

となっている。
どうやら第3部、つまり最終章は当初はシークレットだったようで、追加シナリオらしい。

昨日、2部が終わり「ああ、良かったな雪菜…」と思った後にcodaへ続いたものだから
「マジかよ…」という気持ちでいっぱいだったのだけど、
このED数を少し考えると、この3部こそないと駄目なものなのかもしれないと思った。

この時点で、上記以外の情報はないので合っているかはフルコン後に知ることになるわけだけど、
1部が一本道でED数1。
2部が6個あるが、これは恐らく各女の子のルートなんだろうと思う。

雪菜・かずさ・和泉・小春・麻理・朋(?)

そして3部codaへ行けるルートがたぶん雪菜ルートのみなんじゃないかなと。
だから、この考えでいくとバッドエンドというバッドエンドは2部までは存在しなくて
まぁ言ってみれば雪菜・かずさ以外はバッドエンド扱いのサブヒロインルートかと。

3部のED4個についても一応考えてはいるけど、ここまで書いてすげー時間かかってるし長くなったから割愛。
やればわかることだし、こうして書いていてもあまり意味もない。

ていうかプレイ日記っていうか、これじゃただの考察じゃねーか。
というわけで、タイトル画面でストップしてたけど、これから始めます。30分も経っている。

2.かずさと会った
1.それだけ
2.誰にも話したくない

12/24のミサを雪菜と約束していた春希の元に現れたかずさ。
5年振りの再会で、嫌でも過ぎ去ったあのときのことが蘇り、心臓がバクバクする。
もう終わった、片付いたと思っていたのは、結局は嘘だったんだろうか。

違うね。
仮に僕自身が同じ立場であったとしても、嫌でも思い出すだろう。
5年間、想いを封印してきたとしても、そう、あくまで封印だ。
忘れていただけで、忘れたことは思い出す。人間はそういう生き物だ。
春希にとっては、忘れたというよりも、文字通り封印。閉じ込めたんだ。
その上で、自分の想い・気持ちを雪菜ただ一人に注いできた。

でもこの5年間、一度も顔を合わせることがなかったからそれが出来たに過ぎないんだ。
本当の意味での、3人の和解(なんてものがあるのであれば)は、何も片付いていない。
目を背ければ、嫌なことは見えなくなるし、その時はそれでいい。
でも、やっぱり目を背け続けてはいけないんだと思う。この3人は。

そして、その和解まで持っていくのが僕の、WHITE ALBUM2における、一番最初で、最大の使命だと思っている。


全然関係ないけど、やっぱり書きたくないことでも書かなくちゃいけないのが出版社の仕事なのな。
まぁどんな仕事でもそうか。
嫌なことでも、やらなきゃいけないのが仕事か。


かずさ、心はまだ5年前のままで、大人になりきれてないんだね。

1.雪菜の声が聞きたい

連絡するかしまいか迷った。
ここまでプレイしてきた僕の見た限りでも、春希も全然成長できていない部分がある。
とても濃密な5年間を過ごしてきたことは間違いないけれど、
一進一退。その実、過去に囚われて、前に進めたのはほんの少しだと言っていいだろう。
だから、忘れなくちゃいけなかったはずのかずさと再会して、ひょんなことで家にまで泊めてしまって
明らかに、離れるどころか少しずつ少しずつまた近づいているこの状況に、苦悩している。

ばっさり切り捨てられない。

僕は、そんな春希の弱い部分を、もっと雪菜に見せてもいいと思っている。
嘘でその場を取り繕うんじゃなくて、純粋に自分の弱さを見せて、自分の本心をしっかり伝えてあげてほしい。
そのほうが、雪菜も安心するんじゃないかって、そう思う。

まぁ、正解かはわからないけどね。
というわけで、連絡を待っているだけはやめて、僕は自分から連絡する選択をした。


なんか僕の考えていた結果にはならなかった。かもしれない…

くそっ、かずさがどんどん近づいてくる。僕の意図とは関係なく、どんどん。
まず雪菜に説明をしてから行動してくれよ…春希。
それだけでいいんだ。それだけで。

雪菜のほう、雪菜のほうって僕は必死になっているのに、
こんな、いくらでもたった一回でもかずさに靡いてしまえるこの状況は

あまりにも酷ってもんですな。

 

責任感から、単なる懐古へ。か
それが一番、3人にとって幸せなのかもしれないなぁ。

かずさから5年間の足跡を話したご褒美として、朋から預かった雪菜のライブチケットをもらった春希。

1.行かない
2.行けない

なんでこんな選択肢なんだ…、なんで。

1.を選んだ。
行かない。行けない。
この2つの言葉の違いは何だろうと考える。
確固たる意思があって、行"か"ない。
行きたいけど、行"け"ない。

この違いで、この先の未来が変わってくるとするのなら、それは何だろう。

かずさのお願い。かずさが代わりに見に行くことだった。
会いたかったみたい。そうだよね。
でも会えない。見るだけ。

親友にはなれなかったって言うかずさだけど、違うんだよ。
雪菜はいつでもかずさのことを親友だって言ってるし、そう思ってるんだ。

と思ったら、春希が言ってくれた。

のに、

1.抱きしめる
2.胸を貸す

抱きしめたい気持ちはわかるよ。
でも今は、ダメなんだ。絶対に。心を鬼にして。
いや、雪菜のことが好きな僕なら、鬼にするまでもないのか。
でも、僕はこのゲームをしている間は春希の分身であり、でも僕自身でもある。
僕自身が、雪菜一筋であっても、今の春希にとっては、そうじゃないのはわかってる。
だから、春希が心を鬼にする必要があるんだ。
胸を貸すだけだ。それだけだ。


………

ありがとうかずさ。本当にそう思う。
僕はこうして前向きに前向きに考えているのに、春希がウジウジと。
ほんと、エロゲの主人公ってのは贅沢な奴ばっかりだぜ。


今日は終わり。